この記事の要点
- SEOの基本は、見に来る人が探している言葉に、わかりやすく答えるページを作ること。小手先の技術ではない。
- 最初にやることは、キーワードを決める、タイトルと説明文、見出し、画像の説明、内部リンク、Search Consoleの登録など。どれも自分でできる。
- 地域で商売をしている会社は、地域名を入れたページと、Googleビジネスプロフィールの両方を整える。
- 効果が出るまでには数か月かかることが多い。数字を見ながら続ける。
SEO対策とは
SEO(Search Engine Optimization)は、Googleなどの検索エンジンで、自社のホームページが見つけてもらいやすくなるように工夫することです。検索エンジンは、検索した人にとって役に立つページを上の方に表示しようとしています。つまり、SEOの基本は、検索する人が知りたいことに、わかりやすく答えるページを作ることです。
SEOとは何かをもっと詳しく知りたい場合はSEOとはで説明しています。
最初にやるべき10のこと
1. キーワードを決める
最初に、お客様がどんな言葉で検索して自社を見つけてほしいのかを考えます。これを「キーワード」と呼びます。
キーワードを考えるときのコツは、自社の言い方ではなく、お客様の言い方で考えることです。たとえば、自社では「外構工事」と呼んでいても、お客様は「庭 工事」「駐車場 コンクリート」と検索しているかもしれません。
| 種類 | 例 | 特徴 |
|---|---|---|
| 事業そのもの | リフォーム、外構工事 | 検索する人は多いが、競争も激しい |
| 地域名と組み合わせ | ○○市 リフォーム | 地域の会社が狙いやすい |
| 悩みや目的 | 浴室 寒い 対策、駐車場 広げたい | お客様の困りごとに近い |
| 具体的な作業 | ユニットバス 交換 費用 | 依頼に近い人が検索する |
小さな会社がいきなり「リフォーム」のような大きな言葉で上位に出るのは難しいため、まずは地域名と組み合わせた言葉や、具体的な悩みの言葉から狙うのが現実的です。キーワードは、Googleの検索窓に言葉を入れたときに出てくる候補(サジェスト)や、検索結果の一番下に出る「関連する検索」も参考になります。
2. ページごとにテーマを1つ決める
1つのページには、1つのテーマ(キーワード)を割り当てます。すべての事業を1ページに詰め込むと、どの言葉で検索されたときに表示すべきページなのかが、検索エンジンにもお客様にもわかりにくくなります。事業が複数ある場合は、事業ごとにページを分けましょう。ページの分け方はサイトマップとページ構成の決め方で説明しています。
3. ページのタイトルを付ける
ページのタイトル(titleタグ)は、検索結果に表示される見出しの部分です。検索した人が最初に目にするため、そのページの内容がわかる、具体的なタイトルを付けます。
タイトルの例
よくない例:トップページ
よくない例:株式会社○○
よい例:○○市のリフォーム・外構工事なら株式会社○○|施工事例300件
よい例:ユニットバスの交換費用と工事の流れ|○○市の株式会社○○
ページごとに違うタイトルを付けること、主なキーワードを前の方に入れること、長くなりすぎないことがポイントです。検索結果で表示される長さには限りがあるため、大事な言葉は前に置きましょう。
4. 説明文(メタディスクリプション)を書く
説明文(meta description)は、検索結果でタイトルの下に表示されることがある、ページの要約です。Googleは、説明文をそのまま使うとは限らず、検索された言葉に合わせて本文から文章を選ぶこともありますが、ページの内容を正しく要約した説明文を書いておくと、検索結果に使われやすくなります。
説明文には、そのページで何がわかるのか、誰に向けたページなのかを、100字前後で書くとよいでしょう。WordPressでは、SEO用のプラグインや、テーマの設定で入力できます。設定の方法はタイトルと説明文の設定で説明しています。
5. 見出しで内容を整理する
ページの本文は、見出し(h2、h3など)で区切って整理します。見出しを見ただけでページの内容がわかるようにすると、読む人にとっても、検索エンジンにとっても理解しやすくなります。
見出しには、そのまとまりで何を説明しているかがわかる言葉を使います。「はじめに」「その他」のようなあいまいな見出しより、「ユニットバス交換の費用の目安」「工事にかかる日数」のような具体的な見出しの方が伝わります。見出しの順番(h2の下にh3)を守ることも大切です。
6. お客様の疑問に答える内容を書く
SEOで最も大切なのは、ページの中身です。Googleも、検索する人のために作られた、役に立つ、信頼できる内容を評価すると案内しています。
お客様がよくする質問、見積もりの前に知りたいこと、ほかの会社と比べるときに気にすること、などを書き出し、その答えをページに載せていきましょう。営業や電話で毎回説明していることは、そのままホームページの内容になります。施工事例や、実際の料金の例など、自社でしか書けない情報があると、ほかのページとの違いになります。
本文を書くときの確認点
- 検索した人が知りたいことに、最初の方で答えているか
- 専門用語を使うときに説明しているか
- 料金、期間、対応地域など、具体的な情報があるか
- 自社の事例や写真など、自社でしか書けない内容があるか
- スマホで読みやすい段落の長さになっているか
文章の書き方はホームページの文章の書き方で説明しています。
7. 画像に説明(代替テキスト)を付ける
画像には、何が写っているかを説明する「代替テキスト(alt属性)」を付けます。代替テキストは、画像が表示されないときや、目の不自由な人が読み上げソフトを使うときに読まれるほか、検索エンジンが画像の内容を理解する手がかりにもなります。
「画像1」のような意味のない言葉ではなく、「浴室をユニットバスに交換した施工後の写真」のように、写っている内容を具体的に書きましょう。WordPressでは、メディアライブラリで画像ごとに入力できます。
8. ページ同士をリンクでつなぐ
関連するページ同士を、本文の中のリンクでつなぎます。たとえば、施工事例のページから、その工事の料金のページへ、料金のページからお問い合わせのページへ、といった具合です。リンクの文字には「こちら」ではなく、「ユニットバス交換の費用」のように、行き先の内容がわかる言葉を使います。内部リンクの考え方は内部リンクの張り方で説明しています。
9. Search Consoleに登録してサイトマップを送る
Google Search Consoleは、自分のホームページがGoogleの検索でどのように表示されているかを確認できる、Googleの無料のツールです。登録しておくと、検索で表示された回数、クリックされた回数、検索された言葉、ページが検索エンジンに登録されているかなどがわかります。
登録したら、ホームページのページの一覧である「XMLサイトマップ」を送信しておくと、新しいページを見つけてもらいやすくなります。WordPressでは、標準の機能やプラグインでXMLサイトマップが作られます。手順はSearch Consoleの設定とXMLサイトマップで説明しています。
10. 地域の検索にはGoogleビジネスプロフィールも
お店や事務所に来てもらう商売や、地域でサービスをしている会社は、Googleビジネスプロフィールも整えます。「近くの○○」「○○市 歯医者」のような地域の検索では、地図と一緒にお店の情報が表示されるためです。ビジネスプロフィールにホームページのアドレスを載せ、ホームページにも住所や地図を載せておくと、両方から見つけてもらいやすくなります。詳しくはGoogleビジネスプロフィールとホームページの連携を参照してください。
やらなくてよいこと、やってはいけないこと
SEOについて調べると、さまざまな方法が紹介されています。中には、今では効果がないもの、かえって評価を下げるものもあります。
Googleは、検索順位を操作することを目的としたこれらの行為を、スパムに関するポリシーで禁止しています。違反すると、検索結果に表示されにくくなることがあります。また、meta keywordsタグ(キーワードを並べるタグ)は、Googleの検索では使われていないと公表されているため、時間をかけて入力する必要はありません。
効果が出るまでの期間
SEOの効果は、すぐには出ません。新しいページを作ってから、検索エンジンに見つけてもらい、評価されるまでには、数週間から数か月かかることが一般的です。
上の図のように、タイトルや登録といった作業は短い時間で終わりますが、最も時間がかかり、最も大切なのは、お客様の疑問に答える本文を充実させることです。焦らず、Search Consoleの数字を月に一度見ながら、表示されている言葉に合わせて内容を足していきましょう。
ホームページを作ったのにお客様が来ない場合の、SEO以外も含めた見直し方はホームページから集客できない原因で説明しています。
よくある質問
SEO対策は自分でもできますか?
この記事で紹介したような基本的な対策は、自分でできます。特に、お客様の疑問に答える内容は、事業を一番よく知っている自社の方が書きやすいものです。競争の激しい言葉で上位を目指す場合や、大きなサイトの技術的な問題を直す場合は、専門家に相談するのも一つの方法です。
どれくらいで検索に表示されるようになりますか?
ページを公開してから、数日から数週間で検索エンジンに登録されることが多いですが、上位に表示されるまでには数か月かかることもあります。Search Consoleで、ページが登録されているか、どんな言葉で表示されているかを確認しましょう。
ブログは書いた方がよいですか?
お客様の疑問に答える記事を書くことは、SEOに役立ちます。ただし、事業と関係のない日記のような記事を増やしても、効果はあまり期待できません。お客様からよく受ける質問を一つずつ記事にしていくのがおすすめです。
WordPressならSEOに強いのですか?
WordPressは、タイトルや説明文の設定、XMLサイトマップの作成など、SEOの基本的な設定がしやすい仕組みです。ただし、WordPressを使うだけで上位に表示されるわけではなく、ページの中身が大切なことは変わりません。
参照した資料
制度や料金は変わることがあります。手続きの前に、公式の最新の案内を確認してください。
- Google検索セントラル「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」
- Google検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」
- Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」
確認日 2026.11.07
