この記事の要点
- WordPressのテーマは、ページのソースの中の /wp-content/themes/フォルダ名/ という部分から調べられることが多い。
- フォルダ名がわかったら、そのフォルダの style.css を開くと、正式なテーマ名・作者・バージョンが書かれていることが多い。
- 自社のサイトなら、管理画面の外観 → テーマで、使っているテーマと親テーマを確認できる。
- 子テーマを使っている場合は、親テーマも合わせて調べる。調べたテーマを使うときは、正規の販売元から入手する。
調べ方の全体像
テーマ名を調べる方法は、管理画面に入れるかどうかで変わります。
| 方法 | 他社のサイト | 自社のサイト | わかること |
|---|---|---|---|
| ページのソースを見る | 使える | 使える | テーマのフォルダ名 |
| style.cssを開く | 使えることが多い | 使える | テーマ名・作者・バージョン |
| 開発者ツールで見る | 使える | 使える | 読み込まれているファイルの場所 |
| 管理画面で見る | 使えない | 使える | テーマ名・親テーマ・更新の有無 |
手順1:WordPressで作られているか確かめる
まず、そのサイトがWordPressで作られているかを確かめます。WordPressで作られたサイトは、画像やデザインのファイルが「/wp-content/」という場所に置かれています。
ブラウザでサイトを開き、ページの何もないところを右クリックして「ページのソースを表示」を選びます(パソコンのChromeやEdgeの場合。キーボードではCtrl+Uでも開けます)。新しいタブにHTMLのコードが表示されたら、Ctrl+F(Macは⌘+F)で「wp-content」と検索します。見つかれば、WordPressで作られている可能性が高いと言えます。
手順2:テーマのフォルダ名を探す
ページのソースの中で、今度は「/wp-content/themes/」と検索します。次のような部分が見つかるはずです。
ソースの中で見つかる部分の例
https://example.co.jp/wp-content/themes/sample-theme/style.css
この例では「sample-theme」がテーマのフォルダ名です。/wp-content/themes/ の直後から、次の「/」までの部分を見ます。
フォルダ名は、テーマ名と同じか、テーマ名を英字にしたものであることが多くあります。ただし、フォルダ名が変えられている場合もあるため、次の手順でstyle.cssも確認しましょう。
フォルダ名が2つ見つかったら
/wp-content/themes/ の後ろに、違うフォルダ名が2つ出てくることがあります。たとえば「sample-theme」と「sample-theme-child」のような場合です。これは子テーマを使っているサインです。子テーマは、親テーマの見た目や機能を引き継ぎながら、変更部分だけを別に持つ仕組みです。この場合、デザインの元になっているのは親テーマの方です。
手順3:style.cssでテーマ名を確かめる
WordPressのテーマには、必ず style.css というファイルがあり、その先頭にテーマの情報が書かれています。手順2で見つけたフォルダ名を使って、次のURLをブラウザで開きます。
style.css のURLの例
https://example.co.jp/wp-content/themes/sample-theme/style.css
ファイルの先頭に、次のような項目が並んでいることが多くあります。
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| Theme Name | テーマの正式な名前 |
| Theme URI | テーマの紹介ページのURL |
| Author | テーマを作った人や会社 |
| Author URI | 作者のサイトのURL |
| Version | テーマのバージョン |
| Template | 子テーマの場合に、親テーマのフォルダ名が書かれる |
| License | テーマのライセンス(GPLなど) |
Theme Nameがテーマの正式な名前です。Theme URIやAuthor URIを開けば、販売元のページにたどり着けることが多いでしょう。Templateという行があれば、そのテーマは子テーマで、Templateの値が親テーマのフォルダ名です。親テーマのstyle.cssも同じ方法で開いて確かめます。
style.cssが開けない、中身が読めないとき
サイトによっては、style.css が圧縮されていて読みにくかったり、テーマ情報が消されていたり、アクセスできないように設定されていたりします。その場合は、手順2で見つけたフォルダ名で検索したり、ページのソースの中でテーマ名らしい言葉を探したりします。
手順4:開発者ツールで確かめる
ブラウザの開発者ツールを使う方法もあります。パソコンのChromeでサイトを開き、F12キーを押すと開発者ツールが表示されます。「ネットワーク」タブを開いてページを再読み込みすると、読み込まれたファイルの一覧が出ます。ここで「themes」と絞り込めば、テーマのフォルダから読み込まれているファイルを確認できます。
ページのソースでは見つからない場合でも、この方法で見つかることがあります。
自社のサイトなら管理画面で確認する
自社のサイトで管理画面にログインできる場合は、最も確実な方法があります。管理画面の左側のメニューから「外観」→「テーマ」を開くと、今使っているテーマが「有効」と表示されています。テーマの画像を押すと、テーマ名、バージョン、作者、説明が表示されます。
子テーマを使っている場合は、説明欄に「これは○○の子テーマです」と表示されます。また、更新がある場合は「新しいバージョンが利用できます」と表示されます。テーマの更新についてはテーマの更新を参照してください。
引き継いだサイトで一緒に確認しておくこと
- 使っているテーマの名前とバージョン
- 子テーマを使っているか。親テーマは何か
- テーマの購入者(名義)と、購入時のアカウントのメールアドレス
- テーマの更新が受けられる状態か
- テーマの説明書やサポートの窓口
- 使っているプラグインの一覧
前の担当者や制作会社が購入したテーマは、購入時のアカウントがわからないと、更新やサポートを受けられないことがあります。引き継ぎのときに、購入者の情報も確認しておきましょう。
テーマ名がわからない場合の理由
次のような場合は、テーマ名を調べても見つからないことがあります。
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| オリジナルのテーマ | 制作会社がそのサイトのために作ったテーマで、販売されていない |
| フォルダ名を変えている | 元のテーマ名がわからないように名前を変えている |
| テーマ情報を消している | style.cssの先頭の情報を消している |
| 表示を速くする仕組み | ファイルをまとめる仕組みで、元の場所が見えなくなっている |
| WordPressではない | ほかの作成サービスやHTMLで作られている |
オリジナルのテーマの場合は、同じものを入手することはできません。気に入ったデザインに近い雰囲気のテーマを探すことになります。また、WordPressではなく、ほかの作成サービスで作られていることもあります。作り方の違いはノーコードとWordPressの比較で説明しています。
調べたテーマを使うときの注意点
正規の販売元から入手する
テーマ名がわかったら、Theme URIやAuthor URIから販売元のページを探し、正規の方法で入手しましょう。無料テーマなら、WordPress.orgの公式テーマディレクトリにあるかどうかも確認できます。販売元以外のサイトで配られているテーマには、不正なプログラムが入っていることがあります。ライセンスの考え方はWordPressテーマのライセンスとGPLで説明しています。
同じテーマでも同じ見た目になるとは限らない
同じテーマを使っても、気になったサイトと同じ見た目になるとは限りません。多くのサイトは、写真、色、文字の大きさ、配置などをカスタマイズしていて、プラグインで機能を足していることもあります。テーマのデモサイトを見て、自社に合うかを確かめてから購入しましょう。
他社のデザインや文章をそのまま使わない
テーマを使うことは問題ありませんが、他社のサイトの写真、文章、ロゴ、独自に作られたデザインをそのまま使うことはできません。テーマは同じでも、中身は自社のものを用意しましょう。
リニューアルや乗り換えのときに
サイトのリニューアルや、別のテーマへの乗り換えを考えている場合も、まず今のテーマを確認することが出発点になります。今のテーマが更新を受けられない状態だったり、販売が終わっていたりする場合は、乗り換えを検討するよい機会です。リニューアルの進め方はホームページのリニューアル手順、テーマを乗り換えるときの確認点はテンプレートを切り替えるときのチェックリストを参照してください。
よくある質問
ページのソースを見ることは問題ありませんか?
ページのソースは、ブラウザが受け取って表示しているデータそのもので、誰でも見られるものです。見るだけなら問題はありません。ただし、そこにある画像や文章、独自のデザインを無断で使うことはできません。
テーマのフォルダ名で検索しても見つかりません。
オリジナルのテーマか、フォルダ名を変えている可能性があります。style.cssの先頭の情報や、Theme URI、Author URIを確認してみてください。それでもわからない場合は、同じテーマを入手するのは難しいと考えられます。
調べられないようにする方法はありますか?
フォルダ名やテーマ情報を変える方法はありますが、テーマの更新が受けられなくなるなどの問題が起きることがあります。テーマ名が知られても大きな問題はないため、通常は更新を受けられる状態を保つ方を優先しましょう。
テーマのバージョンが古いかどうかはどうやって確認しますか?
自社のサイトなら、管理画面の外観 → テーマで、更新があるかどうかが表示されます。販売元のサイトに最新のバージョンが書かれていれば、style.cssのVersionと比べることでも確認できます。
参照した資料
制度や料金は変わることがあります。手続きの前に、公式の最新の案内を確認してください。
- WordPress Developer Resources「Main Stylesheet (style.css)」
- WordPress Developer Resources「Child Themes」
- WordPress.org「テーマディレクトリ」
確認日 2026.11.07
