この記事の要点
- Googleは、ページを新鮮に見せるために日付だけを変えたり、大量の記事を足したりしても、ランキングは向上しないとしている。回数そのものより、内容が役に立つかが大切。
- いちばん大切なのは、料金、営業時間、連絡先などの情報を正しく保つこと。古い情報は、お客様の信頼を損なう。
- WordPressなどを使っている場合は、本体やテーマ、プラグインの更新も欠かせない。
- 頻度は、無理なく続けられる回数で決める。担当者と見直しの日を決めておくと続けやすい。
更新頻度と検索の関係
「ホームページは毎日更新しないと検索で上がらない」という話を聞くことがあります。しかし、Googleは、更新の回数そのものを評価するとは説明していません。
Googleの「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」というページでは、検索エンジンを第一に考えたコンテンツかどうかを見分けるための問いとして、次のようなものを挙げています。
- コンテンツを実質的に変更していないのに、ページを新鮮に見せるために、ページの日付を変更していないか
- サイトを「新鮮」に見せれば検索のランキングが向上すると信じて、大量の新しいコンテンツを追加したり、大量の古いコンテンツを削除したりしていないか(そのようなことをしてもランキングは向上しない、とされています)
つまり、更新の回数を増やすこと自体が目的になってしまうと、かえってお客様の役に立たないページが増えてしまいます。大切なのは、お客様にとって役に立つ情報を、正しい状態に保つことです。
ただし、更新しなくてよいという意味ではありません。お客様に役立つ記事を少しずつ増やしていけば、検索で見つけてもらえる入り口が増えます。また、情報が古いままのホームページは、お客様に「この会社は今も営業しているのか」と不安を与えてしまいます。
更新する内容の種類
ホームページの更新には、大きく分けて3つの種類があります。
情報を正しく保つ更新
いちばん大切なのが、ホームページの情報を正しく保つことです。料金が変わったのに古い料金のまま、営業時間が変わったのに古い時間のまま、退職したスタッフが載ったまま、といった状態は、お客様の信頼を損ないます。電話をかけたら番号が使われていなかった、来店したら休みだった、ということになれば、お客様に迷惑をかけてしまいます。
情報が変わったときは、すぐにホームページを直すことを習慣にしましょう。ホームページだけでなく、Googleビジネスプロフィールなど、ほかに載せている情報もあわせて直すことが大切です。
新しい情報を足す更新
お知らせや施工事例、ブログの記事などを足す更新です。新しいサービスを始めた、休業日のお知らせ、仕事の実例など、お客様に伝えたいことがあるときに更新します。
特に、施工事例や仕事の実例は、お客様が依頼を決めるときの参考になります。どんな仕事を、どれくらいの費用と期間でしたのかがわかると、お客様は自分の場合を想像しやすくなります。
仕組みを安全に保つ更新
WordPressでホームページを作っている場合は、本体、テーマ、プラグインの更新が欠かせません。WordPress.orgの案内では、更新を始める前にサイトのバックアップを取ることを勧めています。また、WordPress 3.7以降では、小さな更新やセキュリティの更新は、多くのサイトで自動で適用されるとしています。
古いままにしておくと、見つかった安全上の問題が直されないまま残り、ホームページが改ざんされるおそれがあります。お知らせを更新しないことよりも、こちらの方が大きな問題になることがあります。テーマの更新のしかたはテーマの更新、バックアップはバックアップで説明しています。
ページごとの見直しの目安
すべてのページを同じ頻度で更新する必要はありません。ページの役割によって、見直しの目安は変わります。
| ページ | 見直しの目安 | 見るところ |
|---|---|---|
| トップページ | 3か月に1回 | キャッチコピー、季節の案内、おすすめのサービス |
| サービス紹介、料金 | 変わったときにすぐ、少なくとも半年に1回 | 料金、内容、流れ |
| 会社概要 | 変わったときにすぐ、少なくとも年に1回 | 住所、電話、代表、許可や資格 |
| スタッフ紹介 | 入退社のたびに | 退職した人が載っていないか |
| お知らせ | 伝えたいことがあるたびに | 休業日、新サービス、営業時間の変更 |
| 施工事例、実績 | 新しい事例ができたら | 写真、費用、期間 |
| よくある質問 | 新しい質問が増えたら | 答えが今も正しいか |
| プライバシーポリシーなど | 扱いが変わったときに | 使っているサービス、問い合わせ先 |
特に、料金や営業時間、連絡先のように、お客様の行動に直接かかわる情報は、変わったらすぐに直すことが大切です。
お知らせの日付に注意
お知らせのページで、最後の更新が何年も前の日付になっていると、お客様に「今も営業しているのか」と思われてしまうことがあります。更新を続けられない場合は、トップページにお知らせの一覧を大きく出さない、日付を目立たせない、といった工夫も考えましょう。
逆に、毎年同じ時期に出すお知らせ(年末年始の休業日、夏季休業など)を、決まって出しておくと、更新が続いているように見え、お客様にも役立ちます。
更新のネタの探し方
「更新したくても、何を書けばよいかわからない」という声もよく聞きます。ふだんの仕事の中に、更新のネタはたくさんあります。
更新のネタになるもの
- 完了した仕事の事例(お客様の了解を得て)
- お客様からよく聞かれる質問と、その答え
- 季節ごとの案内(休業日、季節のサービス)
- 新しいサービスや、料金の変更
- 取得した資格、受けた研修
- 仕事の道具や、こだわっている作業の紹介
- 地域のイベントへの参加
中でも、「お客様からよく聞かれる質問」は、検索で見つけてもらいやすいネタです。お客様が電話で聞くことは、ほかのお客様も検索で調べている可能性があります。1つの質問に、1つの記事で丁寧に答えるとよいでしょう。記事の書き方はホームページの文章の書き方で説明しています。
無理なく続けるための決め方
更新を続けるためには、頻度を無理のない回数に決めることが大切です。最初に「毎日更新する」と決めても、忙しくなると続かなくなり、結局何か月も止まってしまうことがよくあります。
担当者を決める
「誰かがやるだろう」では、更新は続きません。更新する担当者を1人決めておきましょう。料金やサービスの内容のように、間違えると困る情報は、公開する前にもう1人が確かめる流れにしておくと安心です。
回数と日にちを決める
最初は、月に1〜2回など、確実に続けられる回数から始めましょう。毎月の第1週は記事を1本書く日、毎月の最終週はページを見直す日、のように日にちを決めておくと、忘れにくくなります。
ネタをためておく
仕事をしているときに、写真を撮ったり、お客様から聞かれたことをメモしたりしておくと、更新のときに困りません。スマホで撮った写真と、一言のメモを、決めたフォルダにためておくだけでも十分です。
更新するときに気をつけること
更新するときは、公開する前に、スマホで表示を確かめましょう。パソコンでは問題なく見えても、スマホでは写真が大きすぎたり、表が画面からはみ出したりすることがあります。
料金やサービスの内容を変えたときは、そのページだけでなく、トップページやよくある質問、チラシなど、同じ情報を載せているほかの場所も直す必要があります。1か所だけ直して、ほかの場所に古い料金が残っていると、お客様が混乱します。どのページに何の情報を載せているかを、一覧にしておくと直し忘れを防げます。
施工事例やお客様の声を載せるときは、お客様の了解を得ておきましょう。写真に、お客様の家の表札や車のナンバーなど、場所や個人がわかるものが写っていないかも確かめます。
WordPressの更新をするときは、先にバックアップを取り、更新の後にホームページの表示や、問い合わせのフォームが動いているかを確かめましょう。更新の後に表示が崩れることもあるため、時間に余裕のあるときに行うのが安心です。
更新を任せる場合
自社で更新する時間がない場合は、ホームページの制作会社や保守の会社に任せる方法もあります。どこまでを任せるのか(お知らせの更新だけか、記事の作成まで頼むのか、WordPressの更新も頼むのか)によって、費用が変わります。保守の費用についてはホームページの保守費用とはで説明しています。
任せる場合でも、料金や営業時間が変わったときに、すぐに連絡する流れを決めておきましょう。情報が変わったことを伝えなければ、任せた会社も直すことができません。
更新しても成果が出ないとき
更新を続けているのに、問い合わせが増えない場合は、更新の頻度ではなく、別のところに原因があるかもしれません。トップページで何の会社かが伝わっているか、料金や流れが書かれているか、問い合わせの方法がわかりやすいか、といった点を見直しましょう。詳しくはホームページから問い合わせが来ないときを参照してください。
よくある質問
ホームページは、毎日更新しないと検索で不利になりますか?
Googleは、更新の回数そのものを評価するとは説明していません。ページを新鮮に見せるために日付だけを変えたり、大量の記事を足したりしても、ランキングは向上しないとしています。回数よりも、お客様に役立つ内容を書くことを優先しましょう。
何年も更新していないホームページは、どうすればよいですか?
まずは、料金、営業時間、連絡先、スタッフなど、情報が古くなっていないかを確かめて直しましょう。WordPressなどを使っている場合は、本体やテーマ、プラグインの更新も確かめます。古すぎて直すのが難しい場合は、リニューアルを考えるのも1つの方法です。
古いお知らせは消した方がよいですか?
理由なくまとめて消す必要はありません。今は終わったキャンペーンのお知らせなど、お客様を誤解させるおそれのあるものは、終了したことを書き足すか、消すかを判断しましょう。施工事例のように、古くても参考になるものは残しておくと役に立ちます。
更新する時間がありません。
最初は、月に1回だけ、情報が正しいかを見直すことから始めましょう。新しい記事を書くのが難しくても、情報を正しく保つことはできます。それも難しい場合は、制作会社や保守の会社に任せることも考えましょう。
参照した資料
制度や料金は変わることがあります。手続きの前に、公式の最新の案内を確認してください。
確認日 2026.11.07
